しかし、それは柴犬に限った話ではなく、家の家族もみんな手探りな状況でした。
犬と言ってもそれぞれ別の個体であって個性であって、一緒に過ごしていくうちにその犬のことを理解していくというものだと思うのです。
シャンプーもそうで、どこまでがストレスに耐えられるボーダーなのか、というのがこの段階では家の家族はわかっていませんでした。
洗われ始めた柴犬は、最初のうちは必死に耐えていますが、途中、浴槽から逃げ出そうとしたりします。
でも、家の柴犬はそういうときに吠えたり怒ったり噛んだりはありませんでした。
ただ、その場から逃げたい…そういう行動だけでした。
今では、シャンプーをされることは嫌ではなく、シャワーが嫌いというのがわかっているので、ゆったりとシャンプーをしてやってサッと流すということを心掛けていますが、このころはそんなこともわからない状況でした。
今でも家の柴犬は雰囲気を察知して、風呂場に連れて行かれぬように逃げ回ったりしていますが、これまでの5年間で、一度も嫌なことをされるとわかっていても攻撃的になることはありませんでした。
だから、しつけをしてないとも。
穏やかに生きている犬をさらに人の思い通りになんてする必要がないだろう、というのが自分の考えです。
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